突然ですが、そして今更ですが、最近の機械翻訳の精度はすごいですよね。まるでネイティブのように自然な翻訳をしてくれます。
そこで思ったのが、日本語学習者が戸惑うアレをどこまで正確に英訳してくれるかということ。翻訳精度に定評のあるDeepL翻訳とGoogle 翻訳でちょっと試してみました。
こんにゃく文
「こんにゃくは太らない」というアレ。もちろんこんにゃくは生物ではないので太るわけはありませんが、そういうことではなく日本語的なアレです。
DeepL翻訳でこんにゃく文 |
Google 翻訳でこんにゃく文 |
さすが、どちらも「こんにゃくはあなたを太らせない」と正確なニュアンスで訳してくれました。
うなぎ文
「今日の昼ごはん何食べる?」「僕はうなぎだ」と言うアレ。突然のうなぎカミングアウトではなく、これも日本語的なアレです。
DeepL翻訳でうなぎ文 |
Google 翻訳でうなぎ文 |
おっと、どちらもカミングアウトしてしまいました。単体の文だとダメなんでしょうか。
というわけで、次は文脈を考慮できるように前に一文追加してみます。
DeepL翻訳でうなぎ文(文脈考慮バージョン) |
Google 翻訳でうなぎ文(文脈考慮バージョン) |
一文足すことで「うなぎ食ってるよ」と翻訳してくれるDeepL翻訳がすばらしい。
象鼻文
「象は鼻が長い」というアレ。主語はどれ?的なアレです。
DeepL翻訳で象鼻文 |
Google 翻訳で象鼻文 |
どちらも「象には長い鼻がある」と意訳してくれました。ところで元の文の主語は何なんでしょうか。「象は鼻が長い(動物である)」の省略形だと考えれば、やっぱり「象は」が主語かな。
結論: DeepL翻訳しゅごい。
曖昧が故に深みある言語の日本語を、白黒ハッキリ分ける言語の英語に翻訳することは、とても難しい仕事だと感じますが、ここまで機械翻訳が進んでいるとは、驚きでした。そして、太郎ちゃんの視点の鋭さに感嘆させていただきました。
返信削除ありがとうございます。