説明がややこしくてなんのこっちゃという感じですが、ようするにどういう影響があるかというと
- Gitとかでデジタル署名をしている場合に
- commitのたびに
- 毎回パスフレーズを聞かれるようになる
ということです。デジタル署名を使っていないとか、そもそもGnuPGを使ってないという場合は影響ありません。あとUbuntuのようにGentoo Linux以外を使っている人も影響ありません。
今まではパスフレーズが必要なときはpinentryがGNOME Keyringに入っているパスフレーズを参照して自動入力してくれたので手動では何も入力する必要がなかったんですが、つい最近から急に入力ダイアログが出始めました。
PAMの設定も問題なく、ログイン時に自動的にGNOME Keyringが解錠される設定はこれまでと変わっていません。
原因
結論を書くと、Gentoo Linuxのpinentryパッケージがv1.2.1-r2でgnome-keyring
USEフラグをkeyring
に改名したのが原因です。
対応は、インストール時に設定しているgnome-keyring
フラグをkeyring
にしてやればOK。
いや勝手なことすんなし。せめてeselect news read
コマンドで注意喚起してくれ。
とりあえず、Gentoo Linuxユーザーで、2023年5月20日前後から急にGnuPGのパスフレーズプロンプトが表示されたというピンポイントな悩みの方がいたら本記事が役に立つかもしれません。
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