2022年5月29日日曜日

value-schema v4.0.0-rc.1をリリースしました

 前回の報告(v3.1.0)からしばらく時間が経ってしまいましたが、入力値バリデーターvalue-schemaがメジャーバージョンアップしました。といっても便利機能が追加されたというわけではなく、一身上の都合でバージョンを上げざるを得なかったというのが正解です。

不具合修正等があるわけではないので、今までv3を使っていた方はそのまま使い続けても問題ありません。

変更点

主な変更点は以下の2点です。

  • エラーオブジェクトの.causeプロパティーの名前を.ruleに変更
  • vs.CAUSEvs.RULEに変更しました

最新のTC39を追いかけている方はこれを見てピンときたかもしれません。

ES2022ではErrorクラスにcauseプロパティーが追加されたため、プロパティー名が競合を起こすのでこちら側を変更せざるを得ませんでした。今までのcauseが使えなくなる、つまり互換性が失われるということでやむを得ずv4へ。。。

元々は「エラーの原因」という意味のプロパティー名だったのでこれをどんな名前に変更するか悩みましたが、「入力値が満たすことができなかったルール」という解釈でruleに変更しました。

この変更により、v3ではDeno 1.20以降では動かなかったのですがv4では動くようになりました。

ちょっと前にissueを上げてくれた人がいたんですが気づきませんでした。ゴメンね。


もう一つ変更点があります。興味ある人はがんばって見つけてください。まあリリースノートに書いてあるんですけどね。

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