前回の報告(v3.1.0)からしばらく時間が経ってしまいましたが、入力値バリデーターvalue-schemaがメジャーバージョンアップしました。といっても便利機能が追加されたというわけではなく、一身上の都合でバージョンを上げざるを得なかったというのが正解です。
不具合修正等があるわけではないので、今までv3を使っていた方はそのまま使い続けても問題ありません。
変更点
主な変更点は以下の2点です。
-
エラーオブジェクトの
.cause
プロパティーの名前を.rule
に変更 vs.CAUSE
をvs.RULE
に変更しました
最新のTC39を追いかけている方はこれを見てピンときたかもしれません。
ES2022ではError
クラスにcause
プロパティーが追加されたため、プロパティー名が競合を起こすのでこちら側を変更せざるを得ませんでした。今までのcause
が使えなくなる、つまり互換性が失われるということでやむを得ずv4へ。。。
元々は「エラーの原因」という意味のプロパティー名だったのでこれをどんな名前に変更するか悩みましたが、「入力値が満たすことができなかったルール」という解釈でrule
に変更しました。
この変更により、v3ではDeno 1.20以降では動かなかったのですがv4では動くようになりました。
ちょっと前にissueを上げてくれた人がいたんですが気づきませんでした。ゴメンね。
もう一つ変更点があります。興味ある人はがんばって見つけてください。まあリリースノートに書いてあるんですけどね。
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