2020年7月5日日曜日

Enpassの日本語がマシになる(かもしれない)

以前、パスワードマネージャーEnpassについて記事書きました

以前の記事には書かなかったんですが、Enpassの他の不満点として日本語がポンコツという点があります。

それが今後マシになるかもしれない、というニュースです。

ポンコツ具合

これを見てみてください。パスワードの自動生成画面です。
パスワード自動生成画面

シンボル?桁?使用中?
シンボルを除外?曖昧な文字?

最初に見たときは( ゚д゚)←こんな表情でした。まあ「シンボル=記号」ということはわかりますが、そこはちゃんと記号って書いてほしいです。
おそらく「桁=数字(digitの機械翻訳?)」で、「使用中=大文字・数字・記号それぞれを使う文字数(usingの機械翻訳?)」でしょう。

それと、「シンボルを除外」って記号を含めるか含めないかの2択かと思うじゃないですか。でも実際は除外する記号を個別で入力するテキストボックスなんです。
さらに「曖昧な文字」をONにしたら曖昧な文字(1とIとlみたいなやつ?)が含まれるのか含まれないのかがこれまた曖昧

と、このように日本語版が明らかに手抜きの機械翻訳っぽいんです。

仕方ないけどね

でもまあこれは仕方ない面もあります。なにせ日本語は
  • 話者が1億人で、決して少なくはないけどめちゃくちゃ多いわけでもない
  • しかも極東の島国でしか使われていない
  • でもその国は世界的に見れば裕福なので、市場としては魅力的
  • 話者は英語が苦手な人が多いので、英語のアプリはそのままでは受け入れられず、広めようと思ったら日本語化は必須
  • ただし世界有数のカオスな言語で、ネイティブじゃないとまずまともな翻訳はできない
  • 良くも悪くも文化が独特なので、参入して成功するかは未知数
と、どの程度優先度を上げればいいのかわからないので「一旦機械翻訳でお茶を濁すか」となるのは理解できます。

さらに、EnpassはWindows / macOS / Linux / Android / iOSに対応していて、メジャーなブラウザーに対応していて、購入したライセンスを全てのデバイスで使えるのが特徴なんですが、このメリットを享受できる(≒複数のデバイスとブラウザーを使っている)日本人はそれほど多くなさそう・・・

というわけで、日本語版は手抜きになるのは残念だが当然。

それでもお願いしてみたよ

今年の3月ごろ、Enpassのサポートに「この訳おかしくね?正しくはこうだよ」「何なら日本語のローカリゼーション手伝うから、もうちょっとまともにならない?」と図々しいお願いをしてみました。
永久ライセンス購入したし、これくらい言っても罰はあたらないでしょう。

そのときは「指摘ありがとうね。がんばるよ」という当たり障りのない返答が来たのであまり期待していなかったんですが、先日「翻訳をプロに依頼したよ。数ヶ月以内くらいでちゃんとした日本語版をリリースできると思うよ」という連絡が来てびっくりしました。

というわけで今度は期待しておきましょう。

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