2019年5月26日日曜日

アイデアを募集するときは。

組織内で「おまいらのアイデア待ってるぜ!」っていう制度あるじゃないですか。目安箱みたいなやつ。
みなさんの会社でも導入している(していた)かもしれません。

でも、そういう制度ってだいたい失敗するんですよ。
だんだん誰もアイデアを出さなくなって自然消滅というパティーン。

というわけで、前回に引き続き、組織の問題を紐解いていきましょう。

よくあるパティーン

その1


アイデアを提案

誰も反応しない

提案する気がなくなる

廃墟

その2

アイデアを提案

割と否定的なことを書かれる

提案する気がなくなる

廃墟

その3

アイデアを提案

「いいんじゃない?」という反応が来る

でも「じゃあやろう!」という話がない

提案する気がなくなる

廃墟

その4

アイデアを提案

「前にもそんな提案あったよ」という反応が来る

提案する気がなくなる

廃墟

こうやって運用しよう

まず、決定権を持つ人がコメントすること
OKにせよNGにせよ、決定権を持つ人からの反応がなければそのまま放置されてしまいます。
決定権を持つ人はそれなりの立場で忙しいでしょうけど、本当にアイデアを活用する気があるのなら目を通してコメントする時間を確保すべきです。

そしてコメントする際は、却下するときでも「ここが解消されたらいいね」みたいな感じで改善ポイントを指摘してあげましょう。

次に、過去のアイデアを参照できるようにデータベース化しておくこと
今までどんなアイデアが出たかを誰でも見られるようにしておけば、新しいアイデアを出すのは苦手だけど誰かが出したアイデアを改良するのは得意という人がボツネタを改良してくれるかもしれません。
Redmineとかを使ってタグ付けすると管理しやすいかもしれません。

そして、最後に続けること
前回と同じく、続けるんだという強い意思と覚悟を持つことです。

そのためには、えらいひと(決定権を持つ人)がアイデアをチェックする時間を作ることが大事ですが、一人が組織のすべての決定権を持っているわけではないことが多いので、決定権を持つ人全員を巻き込んでください

そして、それができないのなら自然消滅するのは目に見えているので最初からやらないほうがいいです。

まとめ


  • 組織の決定権を持つ人を全員巻き込もう
  • それぞれのアイデアに対し、そのアイデアの決定権を持つ人がコメントしよう
    • 却下するときは、単なる「ボツ」ではなく改善ポイントを指摘しよう
  • 今までどんなアイデアが出て、どんな理由で却下されたのかをすべてデータベース化しよう
  • そして、続ける意思と覚悟を持とう
    • 忙しくてもかならずアイデアに目を通してコメントする時間を作ろう

みなさんの組織がより良いものにならんことを。

0 件のコメント:

コメントを投稿