誰かに「LinuxとUbuntuって違うの?そういえばAndroidもLinuxって聞いたことあるけど全部同じなの?」と聞かれたら何と答えますか。
「Linuxは厳密にはOSのカーネル部分を指していて、UbuntuはLinuxカーネルを使ったLinuxディストリビューション(ディストロ)だよ!だからUbuntuはLinuxだけどLinuxはUbuntuじゃないよ!Androidはディストロとは言えないけどLinuxカーネルを使ってるOSってところは同じだよ!」
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( ゚д゚)?
いや間違ってないけどね。こんな説明したって伝わりませんよ。「わかる人にだけわかる説明」の見本みたいなものです。
でも、実際にこれに近い説明をしている人を見たことがあります。その人は技術力は高いし要点をピンポイントでまとめるので、同じ技術者にとっては要領を得ていてわかりやすいけど、相手のレベルに応じて言葉を変えるのが苦手なタイプだったようで。
でも確かにこういう技術的な話ってなかなか説明しづらいですよね。別の言葉で言い換えようとしても、その言葉自体ある程度の知識がないとわからなかったり…。
さてどうやって説明しよう。
たとえ話をしてみよう
大事なのは、「背景から用語まで全部を厳密に説明する必要はない」ということです。そりゃこれからその人が技術系の仕事をするならしっかり覚えてもらわなきゃダメですが、そういう場合でもまずはぼんやりと全体像を理解してもらうことが大事。いきなりカーネルとかディストリビューションとか専門用語を出しても、その時点で脳みそがフリーズしてそこから先の言葉をフィルタリングでブロックしてしまいます。
つーわけで、身近なものに置き換えてたとえ話で説明してます。たとえ方が下手だとかえってややこしくなるんですけどね( ಠ_ಠ)
こんなのはどうだ
車でたとえてみます。車のことはあまり詳しくないけど。- Linuxは、車でたとえるならエンジン
- エンジンは車の中で一番大事なものだけど、エンジンだけでは走れない
- 車として使えるようにするには、エンジン以外にもタイヤとかフレームとかハンドルとかシートとかいろいろ必要
- そういう必要なものを一式揃えて、ちゃんと車として乗れるようにしたものがUbuntu。ときどき車のことを指してLinuxって呼ぶやつがいるからややこしい
- 同じエンジンを搭載した別の車があるように、エンジンにLinuxを搭載した車はUbuntuだけじゃない
- 車に詳しくなくても使えるオートマ車…Ubuntu
- 業務用のマニュアル車…CentOS
- マニアが好きなように組み立てられるように、パーツだけをバラ売りした車…Arch Linux
- パーツの設計図だけ配布。パーツも自作する変態用の車…Gentoo Linux
- ちなみにAndroidは同じエンジンを使った原付みたいなやつ。日本一周(ソフト開発とかサーバ用途とか)はできないけど、ちょっとコンビニまで行く(ウェブ閲覧)くらいなら手軽で便利
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