2015年12月6日日曜日

Xfce vs MATE メモリ消費量比較(ついでにLXDEも)

メインマシン(ASUS Zenbook UX31E-RY256)はデスクトップ環境にXfceを使っているのですが、先日サブマシンにMATEを入れてみたところ意外に使い心地がよかったので次にOSを入れるときはMATEも候補に入れることにしました。

ところで、XfceもMATEもGTK+ベースの軽量なデスクトップの部類に入ると思うのですが、どっちがメモリ消費量が少ないんだろう?と気になって比較サイトをいくつか見て回ったところ、サイトによって結果が違っているようです。

搭載メモリやベースのOS、入れたパッケージ、デスクトップ環境以外の構成などが違えば結果も違ってくるので、だったら自分で試してみればいいんじゃね?とオレオレ基準であらためて比較してみました。何かの参考にどうぞ。

条件

環境

比較方法

  • Xをインストール直後にスナップショット
  • スナップショットから最低限のパッケージ(xfce-base/xfce4-meta, mate-base/mate)のみemerge
  • USEフラグは共通
  • ディスプレイマネージャは入れない(純粋にデスクトップ環境のみを比較)
  • startx直後に端末(XTerm)からfree -h

結果

早速結果発表。じゃん。
Gentooのインスコまでが面倒だった…

Xfce

$ free -h
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:          992M       223M       769M       2.0M       876K        89M
-/+ buffers/cache:       133M       859M
Swap:         4.0G         0B       4.0G

MATE

$ free -h
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:          992M       228M       764M       2.5M       876K        98M
-/+ buffers/cache:       128M       864M
Swap:         4.0G         0B       4.0G

まとめ

MATE(128M)<Xfce(133M)
僅差でMATEの勝利。
もうほとんど誤差のレベルなので、USEフラグの設定を変えたり、いろいろアプリやデーモンを入れていくと逆転も十分ありえると思います。

次のマシンはXfceではなくMATEにしようと思いました。

おまけ: LXDE

ついでにGTK+ベースの軽量デスクトップ環境の代表格、LXDEについても調べてみました。
これもlxde-base/lxde-metaを入れた以外はXfce/MATEと同じ。
$ free -h
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:          992M       193M       799M       1.1M       876K        90M
-/+ buffers/cache:       102M       890M
Swap:         4.0G         0B       4.0G
102M…さすがにダントツでした。
でも開発の先行きが不透明なので常用するにはちょっと抵抗ががが。

後継版のLXQtについては、Gentooでは安定版ではないのと、QtベースなのでUSEフラグの構成が変わり、公平な比較にならない可能性があるのでやめました。
Wikipediaによると、
LXQtは『軽量デスクトップ環境』であることを自ら謳っている[5]が、動作に必要なリソースがLXDEやXfceよりも多いことは洪任諭自身が認めている[6]。これについては、GTK+2を使い続けるわけにはいかず、GTK+3はQtよりもリソースを消費する以上、Qtは『悪くない選択』だとしている。
だそうです。

参考

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