2015年10月4日日曜日

まて。

サブマシン(Acer Aspire E3-111-A14D/S)にUbuntuを入れているんですが、Unityはやっぱりメモリを食うので、Ubuntu公式の仲間入りして軽そうなUbuntu MATEをいれてみました。メイトじゃなくてマテね。マテ茶のマテ。

もうすぐ15.10が出そうなのにあえてこのタイミングで入れる要領の悪さですが、特に深い意味はありません。MATEは今まで使ったことなかったので試してみたくなっただけです。
来年LTSの16.04がリリースされたらまた入れ直すつもりのお試し感覚でやってみました。

あ、今回の記事は完全な個人的備忘録(俺得記事)なのでオチも何もありません。今までもなかったけど。

いきなり詰まった

公式サイトからインストールイメージをダウンロード→USBメモリに入れる→再起動まではいいんですが、インストールしようとしたらうぃっふぃーが繋がらない!あ、Wi-Fiのことね。
  • Wi-Fi=うぃっふぃー
  • URL=うるる
  • NullPointerException=ぬるぽ
これ世界3大IT用語。テストに出ます。

一旦終了してライブ起動。ifconfigを試してみる。
$ ifconfig
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX  
          UP BROADCAST MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000 
          RX bytes:0 (0.0 B)  TX bytes:0 (0.0 B)

lo        Link encap:Local Loopback  
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:65536  Metric:1
          RX packets:4263 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:4263 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0 
          RX bytes:589595 (589.5 KB)  TX bytes:589595 (589.5 KB)
やっぱりwlan0が認識されてない。-aオプションをつけても同じ。

まあいいや。あとで考えよう。
というわけでインスコ開始。ネットには有線でつないどく。

起動しない

/var, /tmp, /homeは別パーティションにしたかったので自前で切り分けて無事インスコ終了…と思いきや、再起動すると起動しない!
切り分け方がまずかったのかな?と、いろいろ試しても起動しない。

試行錯誤しているうちに、UEFIシステムパーティションとスワップ領域以外はファイルシステムをXFSにしていたのを思い出して、ルートパーティションをデフォルトのext4に戻して再挑戦。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

やっと起動できた…UEFIにそんな制限あったっけ?
ルートパーティション以外はXFSでも問題なかったので、3つはXFSのまま。

XFSは安定しているのと、大量のファイル作成・削除を繰り返してもinode不足を気にしなくてもいい(動的inode)のでext系よりも好きなんです。時々df -iで確認してじわじわと使用率が上がってくるのを見ると精神衛生上もよろしくない。カーネルを再構築したりすると数%上がることもあります。

オンラインリサイズとかサイズ縮小はできないけど、個人的にはそれで困ったことはないので。

うぃっふぃー認識!

ようやくインスコ完了。あとは最初に書いたうぃっふぃーを認識できない問題。
$ sudo apt-get install bcmwl-kernel-source
これで認識できるようになった。どうやって調べたんだっけ…

OSXっぽくしてみる

MacBookはカコ (・∀・)イイ!!けどちょっとばかしお高いので、見た目だけでもOSXっぽくしてみる。そういえばこのPCの外見もMacBookっぽいよね。てか明らかに意識してるよね。

外見をかえてみる

システム→設定→ルック&フィール→MATE Tweakを開いて以下を変更
  • インターフェイス→Panel Layouts: "Eleven"
  • ウィンドウ→ボタンレイアウト: "Contemporary (Left)"
これで下のパネルの代わりにドック(Plank)がついて、ウインドウのボタンが左側になる。ちょっとOSXっぽくなった。

パネルをいじってみる

次に上部のパネルも変更
  • 左の「メニュー・バー」を削除
  • 右の「シャットダウン…」を削除
  • 「メイン・メニュー」を追加して一番左へ
  • 「ファイルの検索…」を追加して一番右へ

テーマを入れてみる

次はテーマ。OSX MATEとかいうそのものズバリのテーマが公開されているので入れてみる。
$ cd /usr/share/themes
$ sudo git clone --depth 1 https://github.com/rohithmadhavan/OSX-MATE.git

まだ適用しない。お楽しみは後に取っておく。まだあわてるような時間じゃない。

アイコンとカーソルも

アイコンとカーソルはNoobsLabに大量にあります。Ubuntu用のPPAがあるのでありがたく頂戴いたす。
$ sudo apt-add-repository ppa:noobslab/themes
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mbuntu-y-icons-v5 mbuntu-y-ithemes-v5 mbuntu-y-lightdm-v5
適用するには、システム→設定→ルック&フィール→外観の設定で
  • テーマに"OSX MATE"を選択
  • 「カスタマイズ…」をクリックして「アイコン」タブで"MBuntu-OS-Y"、「ポインタ」タブで"mac-cursors"を選択
さらに、システム→システム管理→LightDM GTK+ Greeterで
  • AppearanceタブのThemeに"MBuntu-Y"を選択
  • 同じくAppearanceタブのIconsに"MBuntu-OS-Y"を選択
だいぶOSXに近づいてきた!

グローバルメニューもつける

最後の仕上げはグローバルメニュー。メニューが上のパネルに表示されるアレ。
これもTopMenuというアプレットが公開されているので使わせてもらう。ありがてえありがてえ。
$ sudo apt-add-repository ppa:webupd8team/mate
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install mate-topmenu-applet
追加できるパネルに"TopMenu Panel Applet"が増えているので、これを追加して「メイン・メニュー」の右へ。

そしてできたのがコレ。

ボリュームコントロールとか検索のアイコンがそのへんがそれっぽくないけど、それ以外はそれっぽい!
あ、壁紙は適当に探してね。記事の最後に場所おしえるけど。

おまけ:  りんご

お約束。

番外編: タッチパッドがウザい

ちなみにこのPC、しばらく使っていると静電気が溜まってくるのかマウスカーソルが勝手にあちこち飛ぶことがあります。よくある親指の付け根でタッチパッドを触ってたとかじゃないですよ。PCに触らなくても目にも留まらぬ速さで動きまくります。おかげでスクリーンセーバーが起動しません(´Д`)

USBのマウスを買ってタッチパッドを無効化すれば問題ないんですが、それだと負けた気がします。
んで結局どうしたかというと、100円ショップで静電気防止のヘアゴムみたいなやつを買ってタッチパッドの上に置くというハイテクなのかローテクなのかわからない方法で強引に解決。


…ハッキリ言ってめっちゃジャマですが、それなりに効果はあります。今まではカーソルが勝手に動き始めると何をしても効かなかったのですが、このヘアゴムを置くとしばらくすると収まります。
でもめっちゃジャマなので、そのうちシート状のやつを買ってタッチパッドの縁に貼ったりするかも。

参考

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