2015年11月7日土曜日

Cazary ver1.1.1を公開しました。

一月ほど前バージョン1.0を公開したばかりのリッチテキストエディタCazaryの最新バージョン1.1.1を公開しました。やったね!

あれ、1.1.0は?…実は涙なくして語れない深い事情があります。 詳しくはのちほど。

変更点

機能面の変更はありません。内部的にもあまり変わっていません。開発体制の変更がメインです。
  • CommonJS形式に対応
  • ビルドシステムにgulpを採用
  • npmに登録

CommonJS

Browserifywebpackで使えるように、CommonJSのモジュール機能に対応しました。require時にはjQueryオブジェクトを返すので、
var $ = require("cazary");
$(function($) {
 $("textarea").cazary();
});
こんな書き方ができます。簡単だね!
ちなみに昨日公開したバージョン1.1.0ではjQueryオブジェクトを返さないので注意。返すほうがちょっと便利かなと思って急遽1.1.1を作りました。

がるぷ

これまでは、配布ファイルを作るときに
  • SassをCSSに変換
  • 翻訳データ(独自形式のテキストファイル)をスクリプトにかけてJSONに変換
  • 変換した翻訳データをJSファイル(cazary.js, cazary-legacy.jsの2つ)に埋め込む
  • JSファイルをミニファイ
という面倒な手順を手動で実行していたのですが、この一連の手順が
$ gulp
だけで完了。なにこれ便利すぎ。がるぷいいよがるぷ。

翻訳データも、英語→翻訳対象言語のTSVもどき(コメント挿入可)からYAML形式にしたので初めての方でも簡単。そして変換スクリプトもいらない。
今までの苦労をすべて否定されたような便利さ。がるぷいいよがるぷ。

というわけで今度QiNeelでも使ってみよう。

npm

リリースとは直接関係ないのですが、npmに登録してみました
$ npm install cazary
これだけで使えます。git cloneとかいらない。

そういえば…

1.0でポーランド語が表示されていなかったんですが、2日後に1.0.1でこっそり直しましたよ。

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