2021年11月7日日曜日

サーバーマシンからLet's EncryptのSSL証明書を使っているサイトにアクセスできないときの対処方法

今年の10月にLet's Encryptであんなことが起こってしまい、Windows Updateをしていない世界中の古いマシンでLet's Encryptを使ったサイトが表示できなくなってしまいました。

それはそれとして、古いサーバーマシンでも似たようなことが起きているんじゃないかと思います。

具体的には、サーバーがスクレイピングやAPIコールなどのために外部サイトにアクセスする際に、サーバー側に古いルート証明書(DST Root CA X3)がインストールされていたために外部サイトへのアクセスに失敗したというパティーン。

今回はこの対処法について。ちなみにこの方法はUbuntu 14.04で確認しています。

手順紹介

なにはともあれ、ルート証明書パッケージを更新します。

sudo apt-get install --only-upgrade ca-certificates

次に/etc/ca-certificates.confを開いて、以下の行を見つけます。

mozilla/DST_Root_CA_X3.crt

先頭に!を追加して、この証明書を無効化します。

!mozilla/DST_Root_CA_X3.crt

最後にルート証明書を更新します。

sudo update-ca-certificates

以上。

ちゃんとOSもアップグレードしようね

そもそもUbuntu 14.04は来年サポートが切れるので、ちゃんと新しいものにアップグレードしましょうね。

と思ったらサポート期間が延長されてる

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