来週は違うネタを書く予定です。
GitHub Actionsで使いたいactionを指定する場合、そのバージョンも同時に指定する必要があります。
例えばCheckoutを使う場合、
- uses: actions/checkout@v2.0.0のようにタグ名を指定します。
でも「特定のバージョンをピンポイントで使うんじゃなくて、互換性がある最新のバージョンを使いたい」という場合がありますよね。
ありますよね?
actionがセマンティックバージョニングに対応している場合、メジャーバージョンだけ指定したいといったような感じです。
でもGitHub Actionsはセマンティックバージョニングでのバージョン指定に今のところ対応していないので、擬似的に対応する方法の紹介です。
その1: 常にメジャーバージョン用のタグを更新し続ける
Checkoutなど、GitHub Actionsが公式で提供しているactionで使われています。v1.0.0がリリースされたらそのすぐ後にv1というタグを打ち、その後でv1.1.0がリリースされたらv1のタグを削除してあらためてv1.1.0のすぐ後に打ち直す、というやり方です。
わかりやすい反面、更新忘れがないように注意しないといけません。
その2: メジャーバージョン用のブランチを作成する
ところで、バージョン部分にはタグ・コミットハッシュ・ブランチなどを指定できます。つまり、
git checkout
等のコマンドで使えるできるものを指定できます。ということは、いい感じにブランチを作ってやればいいんじゃないかと。
説明が面倒なので、詳しくは図を見てください。
バージョン1系のリリースはv1ブランチ上に、バージョン2系のリリースはv2ブランチ上に作っていけば擬似的にセマンティックバージョニング対応できるし、リリースのたびにタグを打ち直す必要もなくなります。
ブランチが完全に分かれているので、v2の修正をv1にバックポートするのも楽です。
Install SSH Keyは後者の方法を使っています。
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