2017年9月3日日曜日

あえてjQueryで挑むコンポーネント指向・MVVM(心構え編)

ReactやらAngularやらVue.jsやらBackbone.jsのフロントエンドフレームワークが群雄割拠している中で、あえてjQueryで開発する理由と、少しでもモダンな開発をする方法を模索してみる時間です。

本日は心構えとして、jQueryで開発する理由から。

古いブラウザ対応

まずはコレ。最近のフレームワークはHTML5が前提になっているものが多いです。

最近はIEのシェアも落ちているのでIE8とか9とかはあまり考えなくてもいい場合も多いですが、クライアントによっては「IE対応必須!」といわれる場合もあります。

また、古いブラウザでもPolyfillとかhtml5shiv.jsとかを使えば対応できる場合もありますが、一部機能が制限されたりいろいろ面倒なことがあります。

低スペックマシン対応

続いてコレ。

WebRTCとかWebSocketみたいなリアルタイム通信をバリバリ使って、何かあるたびに全体を再レンダリングとかやっていると、フレームワーク自体がCPUパワーを使うこともあって低スペックマシンでは余裕でプチフリーズが頻発します。

もちろんレンダリング範囲を最低限に抑えるとか最適化していけばある程度防げますが、機能追加を重ねていくうちに手に負えなくなることも…

AltJS縛り

ReactではJSX、AngularではTypeScriptのように、AltJSが必須なフレームワークもあります。

メンバー全員が経験ある場合はいいのですが、そうでなければまずその学習コストがかかります。

老害対策

開発メンバーに、新しい技術を受け入れられない老害さんがいた場合。

「老害」と書きましたが、若い人でも最近の雨後の筍のように湧いて出る新技術についていけない人も少なくないでしょう。

ただし、真の老害は今回のテーマであるコンポーネント指向とかMVVMとかすら拒否しますけどね。

次回は理論編

というわけで、まずはjQueryを使う理由(というより最近のフレームワークを使わない理由)でした。

次回は理論編として、設計方針を説明します。

0 件のコメント:

コメントを投稿