諸事情により、SoftBank/DoCoMo/KDDIマルチキャリア対応のSIMをPCに挿してネットワーク通信をしたいという欲求に駆られました。
というわけでSIMを挿せるUSBドングルを探したらPIXELAのPIX-MT100というドングルを見つけました。これをLinuxで使うためのメモです。
Ubuntuの場合
Ubuntuでは何も設定せずにそのまま使えます。試してませんが多分動きます。
Gentooの場合
こっちがメインです。
まずドングルをPCに挿した状態でlsusb
でデバイスを確認。こんな情報が返ってきました。
Bus 001 Device 020: ID 15a9:002d Gemtek WLTUBA-107 [Yota 4G LTE]
この情報を元に検索すると、困ったときのLinux Hardware Databaseがヒットしました。
というわけで以下のカーネルモジュールを有効化すると無事使えるようになりました。
Q&A
ついでに、購入を検討している人への情報を。
USB Type-Cは使える?
使えません。最近のMacBookのようにType-Cのポートしかないマシンでは変換アダプターを使いましょう。
使えるキャリアは?
SoftBank / DoCoMo / KDDIの3大キャリアは全て使えます。
公式ページやAmazonでは「Docomo回線のSIMカードに対応」と書いてありますが、試したところDoCoMoだけでなく他のキャリアも使えました。ファームウェアが更新されたんでしょうか。とにかく使えてよかったです。
カーネルドライバーを組み込むのが面倒臭い!
黙れ。文句言わずにやれ。
まあドライバーを入れていなくても、給電さえできればWi-Fiアクセスポイントとしても使えます。
速度にハンデがありそうなのと、Wi-Fiのネットワークインターフェースが専有されてしまいますが、普通に使う分には問題ないでしょう。
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